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全部はみえない展 
2018年5月4日(金) - 9日(水) 12:00-20:00 会期中無休 入場無料 
会場:新宿眼科画廊スペースM(入り口手前の部屋) 
〒160-0022 東京都新宿区新宿5-18-11
tel 03-5285-8822 | info@gankagarou.com

https://www.gankagarou.com/


参加作家
工藤春香 村松佑樹 岡野珠里 内田百合香 西村春哉 村上禎天 段谷夏帆 山下颯大 下田ゆり 強谷真 強谷心

加茂侑大 小林央実 須田夏乃子 須田晶大 根本瞬

小茂根福祉園 NPO法人相武館スポーツクラブ放課後等デイサービスPスマイル

about

本展のプロジェクトは2016年に立ち上がり、美術教育、福祉、現代アートの現場にいる作家たちがそれぞれの枠組みを超え、自由に考え実践する場として始まりました。
第1回目の「あたらしい展覧会」は子ども達が主体的に動き自分で展覧会を作る体験をする、という目的のもと2016年8月にアーツ千代田3331で開催されました。
アクティブ・ラーニングの視点で展示企画、会場下見・作品相談会や搬入・設営・搬出まで、子どもたちと一緒に展覧会を作りあげました。
また会期中には踊り手の東山佳永氏をゲストにお招きし身体と作品に向き合うためのワークショップや、子どもも含めた参加作家によるアーティストトーク、来場者も参加できるイベントなども企画し、参加作家や関係者だけでなく通りがかりで来場してくださった方にも多数ご参加いただきました。
第2回となる本展では、作品鑑賞をコンセプトとした展覧会を作ります。
また本展覧会を通して浮かび上がってきたテーマや問題意識を第3回以降のコンセプトとし、継続性のあるプロジェクトとしていきます。

主催である我々は日頃から教育現場や福祉の現場に立ちながら、表現活動をする作家です。
教育や福祉の現場での「美術」は本来のアートとは別の目的を持って行われることが多いように感じます。美術の持つ教育的な側面や、作業療法的な側面から得られる効果を目的として取り入れられていますが、これらは美術のある一面でしかありません。
しかし、それらの現場で生まれる作品の中には「美術的な豊かさ」を持った作品が多数存在します。
ここで定義する「美術的な豊かさを持った作品」とは、作品そのものが主体性を持ち、何らかのメッセージを発信してしまうほど強く、魅力的で、鑑賞者の感覚と思考に訴えかける作品です。そのような作品は、鑑賞されることで作家もまた何かを受信し、作品上での新たな発信につながっていきます。
彼ら・彼女らは制作の場でのコミュニケーションや空気までも取り込んで作品化させていきます。自然体で制作し完成させるというより出来上がってしまった、という印象を受けます。それらの作品群は児童美術や障がい者の美術のステレオタイプなイメージを超えて、鑑賞者に様々な思考を促します。

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